東海大学出版会より
「菌類のふしぎ」(国立科学博物館編)という本が出版された。
キノコやカビの世界についての本だという。
今開催されている国立科学博物館の
キノコ展(正式名称失念!)を観に行く前に
予備知識として読んでおこうと思った本だ。
キノコの世界は奥が深い。
私も詳しい方ではないのだが、
好きなものでカメラ片手に雑木林に入っては
そこに自生しているキノコを撮影したりしている。
食べるわけではないので、種類の同定などはいい加減にやっているのだけれども、
これはこじらせるとややこしい趣味になるのだという。
私なんかは撮った写真をキノコの図鑑と照らし合わせて
おおざっぱに、これだろうなんてやっているのだけれども、
本腰で趣味をやられている方は
黒い紙の上に傘が下になるようにして放置し、
自然に落ちてできた胞子の模様で種類を確認したり、
または研究レベルになると胞子を電子顕微鏡で見て
その種類を確認したりすることがあるという。
まあ、めんどくさいんでそんなところまでやる気はないのだが、
菌類の世界は動物や植物と違う動きがあり
図鑑を読んでいても愉しい。
松茸のように特定の条件の下でしか生えないものや、
アミカサダケのようにやたらと造形が美しいもの。
または、キノコでしか確認できないような致死性のある個体など
特徴があるものを抜き出しただけでも特色の幅は広い。
この本と併せて「もやしもん」も読んでいくと
今年の上野はだいぶ楽しめるような気がする。
まあ、都合がつけば読んでなくても行ければ行くけど。