たしか、深夜に放送されていて、
当時まだいたいけだった僕はそれを見て
笑いながらも当惑していたような記憶がある。
すんごいバカばっかなんだけれども、
映像はキレイだし、音はかっこいいし。
放送に乗るようなもので感心したというか、
のめり込んだのはこれが始めてかもしれない。
さて、放送当時二十歳そこそこだった僕は
そのときは何かしら前衛的なことをやろうかと思いつつも
理学部数学科というこの上なく冴えなく、
そしてあか抜けなく、
何よりまじめが巣くってるようなところで勉強していた。
もちろん好きで入った学科だからいいのだけれども、
通ってた学校というのも神楽坂の飲屋街の裏っ側に
そびえてるビル群をキャンパスと呼んでるようなところで、
しかも学校中の女子が蛇蝎のように避けて通る
キチガイの巣窟「3号館」に常駐してるような学生だった。
今もさして変わらないが、要するにださかったのである。
そんなわけで笑えてスタイリッシュでかっこいいこの番組を見て
うっとりと都会らしい生活に
(大学は山手線の描く円の中心ぐらいにあるのだけれども)
思いを巡らせては、翌日もまた論理と数理の肥だめに
ずっぽりと頭までつかるような生活をしていたのだった。
バミリオン・プレジャー・ナイト
篠原麻希子/ANN/RIO/片桐 他
バミリオン・プレジャー・ナイト Vol.2
石橋義正 佐藤佐吉 阪本成紀
バミリオン・プレジャー・ナイト Vol.3
石橋義正 佐藤佐吉 阪本成紀
バミリオン・プレジャー・ナイト Volume 4
泉正隆 中西陽子 黒沢美津子
バミリオン・プレジャー・ナイト Volume 5
泉正隆 中西陽子 黒沢美津子
要するにこれを見ると学生時代を思い出してしまう。
成長してないのに年月だけは過ぎていくもんだな。
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